2010
01.30
01.30
広田城
広田城(ひろだじょう)
築城年代は定かではないが天正年間(1573年〜1593年)~江戸時代初期に平戸松浦鎮信によって築かれたと云われる。 松浦氏が大村氏・有馬氏など諸氏の侵攻に備えて城を築き、家臣佐々右衛門入道加雲を将として守らせたという。
天正2年(1574年)大村純忠は平戸松浦氏に奪われたこの地を奪還しようとして、有馬氏・波多氏・有田氏を誘い侵攻をかけ、井手平城を陥落させる。
また、その勝利に乗じて広田城を攻撃。広田城には城主佐々清右衛門をはじめ、佐志方善芳などを頭として350人が立て籠もり防戦した。
松浦隆信・鎮信父子の広田城救援の話を聞いた大村純忠は総攻撃を開始したが加雲も城内より討って出て攻め手は大混乱となり、結果として城を落とすことができず撤退した。
元和の一国一城令により廃城となるまで、松浦氏の南端の城として活用された。
文献(古文書『三光譜録』『印山記』 郷土誌等『大系』
長崎県佐世保市広田町井手
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